お客様の体験談

K.Nさま　40代男性

●セラピーを受けようと思った理由
うつ病との長いつきあいの中で、自分に回復や寛解が訪れる未来は半ば諦めていました。そんな時、妻から前世療法セラピーを受けてみないかと勧められました。セラピーの予備知識はまったくありませんでしたが、ただ妻を信頼し受けようと決めました。前世という名からスピリチュアル的なものかもしれないと想像していましたが、否定も肯定もしないフラットな気持ちで臨もうと思いました。

●セラピー中の体験
セラピーに際しては、リラックスすること、頭ではなく感覚を大切しようとを決めていました。前世がどのような理屈で今の私に働きかけるのかは半信半疑でありましたが、効果のある方も確かにいらっしゃると聞いており、ありのままを受け入れる心構えが大事と考えていたからです。
セラピー前は、映像が、夢のように目の前に現れるようなイメージを持っていました。けれど実際は、目は覚めたまま、意識を失うことなく、にじみ出るように思考が浮かび上がってくる感覚でした。元々私は映像や話し言葉ではなく、目の前で起きている事々を文字で理解するほうでしたので、浮かんだ思考を文字にして、それを伝えて進めていきました。例えば、風を受けるような感覚、ホワイトノイズのような単調な振動、鼻につんとくるような感触で、海という言葉が浮かび出る感じです。海という言葉に想起されて、引き続き別の何かがぷかりと浮かび上がる。それをセラピストの方に伝えていきました。ただ、思い浮かぶ情景は記憶にはなく、なぜ私からそのような言葉や感情が出てくるのかとても不思議でした。

●セラピー後の変化・気づき
セラピーを受け、ただちに目に見えて変化したことはないかもしれません。ただ、日々の苦しみや悲しみが何かとつながっていたという感覚は、自分の心の奥底に沈む重荷を引き受ける意味を私に教えてくれたように思えます。重荷は軽くなることはありません。けれども、引き受ける意味の在りかを私に伝えてくれました。個々人の取るに足りない小さな体や心が、自分だけで完結するのではなく、計り知れない何かとつながっているという感覚はとても安心できるものでした。私が体験したものを前世と呼ぶか、ほかの呼び方をするかは些細な違いでしかありません。自分の外側のどこかにある何か、あるいは自分では意識できない私の中の何かが、今の私に引き継がれ、つながっているという感覚を得られたことが私にとり大切なことでした。生きるとは孤独な営みではないと気づけたことは、かけがえのない経験です。

●このセラピーをおすすめしたい方へ
いま、まさにこの文章を読まれている方は幸運だと思います。人によってはこのセラピーを知らないまま一生を終える方もいらっしゃるでしょう。もしかして、自分の思ったとおりの結果にはならない方もいるかもしれませが、何かを求めたいと願っている方ならば、是非受けることをお勧めします。何か手がかりを見つけることができるかもしれません。セラピーにより得られたその手がかりは、あなたが生きるために必要な鍵のようなものとなると信じています。